マイホームとする戸建ての購入を検討するときに、まず迷うのは新築にするか中古住宅を購入するかではないでしょうか。
新築のなかにも、注文住宅と建売住宅の2種類あり、具体的にどう違うのか分からずいる方もいるでしょう。
そこで本記事では、注文住宅と建売住宅、そして中古住宅の3種類に分けて、それぞれの特徴やメリット、購入時の注意点まで紹介します。
\お気軽にご相談ください!/
弊社へのお問い合わせはこちら購入できる戸建ての種類とポイント
まずは、戸建て住宅を、注文住宅・建売住宅・中古住宅の3種類に分けて、特徴を紹介します。
注文住宅とは
注文住宅とは、その名の通り、購入者の注文によって建築する住宅を指します。
注文住宅は、さらに「フルオーダー」と「セミオーダー」に分かれることが特徴です。
フルオーダーは、ゼロからすべてを作り上げる注文住宅です。
家の広さや間取りはもちろん、導入する設備や建材の種類、外壁の色、照明のスイッチひとつまで、すべて自分で決められます。
フルオーダーは、マイホームに強いこだわりがある人向けの住宅です。
対してセミオーダーは、構造部分や使用する建材などは住宅会社にまかせ、間取りやキッチンのタイプ、壁の種類や色など、こだわりたい部分だけ自分で決めていきます。
自分の個性は出したいけれども、細かいことまで決めるのは大変だからまかせたい、といった人に向いています。
建売住宅とは
建売住宅とは、すでに建築済みの家を、土地とセットで購入するタイプの家のことです。
ハウスメーカーなどが建築中の家を見て、購入するかどうかを検討します。
建売住宅は初めから仕様が決まっているので、注文住宅と違い、間取りや設備は選べません。
すでに家ができあがっているので、時間や手間をかけることなく戸建てを購入できることがポイントです。
最近では、キッチンの種類や色などは好きに選べる建売住宅もありますが、基本的にはハウスメーカーが作った家をそのまま買うのが建売住宅です。
中古住宅とは
注文住宅や建売住宅などの新築住宅に対し、すでに誰かが住んでいる、あるいは住んでいた家を購入するのが中古住宅です。
中古住宅といっても、建てられてから4~5年しかたっていないものもあれば、築40年を超える古い家までいろいろあります。
新しければそのまま入居できますが、古ければリフォームやリノベーションをしてから住む人が多いのが中古住宅の特徴です。
戸建てを購入するときのポイントとそれぞれのメリット
戸建ての購入といっても、新築から中古住宅の購入まで選べること、それぞれに特徴があることが分かりました。
ここからは、注文住宅、建売住宅、そして中古住宅のそれぞれのメリットを紹介します。
注文住宅のメリット
注文住宅のメリットは、自分の理想のマイホームを実現できることです。
前述した通り、フルオーダーなら電気のスイッチひとつまで家のすべてが、セミオーダーでも家の設備や色など主要な部分については、家族の好みを反映できます。
オンリーワンの個性的な家づくりを実現できるのが、注文住宅のよさです。
家を建てるプロセスを、最初から最後まで自分の目で確認できることも、注文住宅のメリットです。
自分の家ができあがっていく様子を見られる喜びがあるだけでなく、工事に手抜きがないかをしっかりチェックできることがポイントです。
建売住宅のメリット
建売住宅は、建築費が安いことがメリットです。
ハウスメーカーなどが建売住宅を建築するときには、複数の住宅を一度に建てるのが一般的です。
材料や設備などをまとめて購入することから、安く仕入れられるので、それが建築コストに反映されます。
また、建売住宅は、すでに建築が済んでいる、あるいは進んでいる戸建てを見て決められるので、入居後をイメージしてから購入できることがメリットです。
注文住宅なら、できあがってから「こんなはずじゃなかった」と思うことがありますが、建売住宅にはそのようなことはありません。
さらに、建売住宅は、購入を決めてから入居までの期間が短く済むこともポイントです。
中古住宅のメリット
中古住宅のメリットは、なんといっても新築と比較すると、安価に戸建てを手に入れられることです。
同じエリアにある家でも、新築住宅よりも数割安くマイホームを購入できます。
または新築住宅と同じ予算で、より広い家を買うことも可能です。
あえて築年数の古い中古の戸建てを購入し、予算をリノベーションに充てて、中古住宅を新築のようによみがえらせることもできます。
安く戸建てを購入し、自分好みに作り変えられることが、中古住宅のメリットです。
また建売住宅と同様に、すでに家が建っているので、家の雰囲気やまわりの住環境などを確認してから購入できることもポイントです。
戸建て購入時のポイントと注意点
最後に、それぞれの戸建てを購入するときの注意点を解説します。
注文住宅購入時の注意点
注文住宅購入時の注意点は、コストが高くなりがちなため、予算管理に気をつける必要があることです。
注文住宅は自分好みの家にできることがポイントですが、理想をすべて実現しようと思うと、いくらお金があっても足りません。
予算上限を決め、その中で優先順位の高いことから決めていくことがポイントです。
また注文住宅は、土地の購入から始まり、設計、建築、そして入居まで、長ければ年単位で時間がかかります。
入居希望日を決めて、それにあわせて進めるなど、スケジュール管理が大切になります。
注文住宅は、できあがるまでどんな家になるか分からないことも心配です。
できあがってから「思った家と違う」ということは、決して少なくありません。
設計士や建築会社とは密なコミュニケーションを取り、現場をこまめにチェックすることもポイントです。
建売住宅購入時の注意点
建売住宅のほとんどは、戸建てが建築されてから売りに出されます。
そのため、もともとその土地がどんな状態だったのかが分かりません。
家にとって、地盤がどんな状態であるのかはとても重要なポイントです。
地盤が軟弱であれば、地盤改良がしっかり行われていないと、家が傾いてくることもあります。
地盤がどのような状態だったのか、基礎はしっかり打たれているのかは、購入前に確認するようにしましょう。
建売住宅では、建築中の様子も見る機会がないことがほとんどです。
手抜き工事がされていないかといった心配は、購入時までつきまといます。
そのため、技術的に信頼できるハウスメーカーや、住宅販売会社の見極めがポイントになります。
中古住宅購入時の注意点
中古の戸建てを購入するときの注意点は、リフォームやリノベーションのコストが想定外に高くなるケースがあることです。
中古住宅は安く購入できることがポイントですが、家の状態によってはリフォームやリノベーションが必要になります。
あらかじめ予算に組み込んでいることがほとんどですが、実際に解体してみたら、想定以上に劣化が進んでいた、ということは少なくありません。
思った以上にリフォームにコストがかかり、結果的に新築を買ったのと変わらなかった、ということも起こり得ます。
また、築年数が古い中古住宅なら、外壁や屋根の塗り直しなど、これからどんどんメンテナンスが必要になります。
今後のメンテナンスコストまで考慮したうえで購入を決めることがポイントです。
まとめ
戸建てを購入するときには、注文住宅、建売住宅、中古住宅と選択肢がいろいろあります。
それぞれに特徴やメリットがあるので、自分たちの予算や希望にあったものを選ぶことがポイントです。
理想のマイホームを手に入れる際はメリットだけではなく、事前に注意点も確認しておきましょう。
\お気軽にご相談ください!/
弊社へのお問い合わせはこちら