晩婚化や共働き世帯の増加にともない、近年注目されているのがコンパクトマンションです。
ではコンパクトマンションとは具体的にどのような物件なのでしょうか?
この記事ではコンパクトマンションの間取りや魅力、選ぶ際の注意点をお伝えしていきます。
マイホームの購入を検討中の方は、ぜひご覧ください。
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弊社へのお問い合わせはこちらコンパクトマンションとはどのような間取り?
まずはコンパクトマンションとは、30平米台とコンパクトな間取りのマンションです。
間取りは1DKや1LDK、2LDKが一般的で、ファミリータイプよりは狭く、1人暮らし用のワンルームよりはゆとりがあります。
コンパクトマンション=総戸数が少ないというわけではなく、大規模なマンションであってもそれぞれの住戸がコンパクトな間取りになっているということです。
「単身者や夫婦2人用の分譲マンション」というイメージでしょう。
ひと昔前まで、マンションとはファミリー向けの広いタイプか、単身者または投資用のワンルームマンションが主流でした。
しかし晩婚化や共働き、独身でいる方が増えたため、狭い間取りのマンションが増えてきたのです。
近年はマイホームに対する考え方も変わり、「広い家を持つ必要がない」「夫婦2人分のスペースで十分」という条件を持つ方も増えています。
そのような条件にピッタリなのがコンパクトマンションなのでしょう。
コンパクトマンションに向いている方とは?
コンパクトマンションとは、単身者や夫婦2人用向けのマンションなのですが、実はシニア世代にもおすすめです。
シニア世代になると階段の上り下りや掃除、メンテナンスなど広い家が負担になることもあります。
そのため子どもが巣立つまでは広さのある一戸建てに暮らし、その後はコンパクトな生活を求めて住み替えをおこなう方も多くいるのです。
マンションであれば一戸建てと違いワンフロアのなかで生活できるので、夫婦2人で安心して暮らせるでしょう。
また老後の生活を見据え、車を手放す方も多いのではないでしょうか?
コンパクトマンションなら駅チカに建てられていることが多いので、車がなくても安心です。
コンパクトマンションの魅力とは?
ではコンパクトマンションとは、どのような魅力を持った不動産なのでしょうか?
単身者でも資産を持てる
一戸建てやマンションといった不動産は、ファミリー世帯の購入が一般的でした。
しかしコンパクトマンションなら単身者でも資産を持つことが可能です。
先述した通り近年は独身でいる方も増え、賃貸に住み続けて家賃を払い続けるなら、マンションを購入しようと思う方も増加しています。
もちろん将来は売却したり賃貸に出したりすることも可能です。
購入後はただ住むだけでなく、資産運用していくことも可能なのがコンパクトマンションの魅力ですね。
便利な立地にある
コンパクトマンションの魅力とは、便利な立地にあるという点も挙げられます。
もともとは単身者や夫婦2人向けの物件なので、多くが駅チカなど便利な立地に建てられているのが魅力です。
マイホームの購入を検討する際の条件として、価格や間取り、周辺環境などとともに駅からの距離やアクセス環境を重視する方も多くいます。
立地条件が良ければ駅までの距離だけでなく、スーパーや金融機関、公園や学校などさまざまな施設がそろっているでしょう。
駅周辺で用事が完結できるエリアもあるので、コンパクトマンションなら便利で魅力的な生活が期待できますね。
共有スペースが充実している
共有スペースの充実さもコンパクトマンションの魅力です。
コンパクトマンションのなかには、大規模な集合住宅やタワーマンションといった総戸数が多い物件も多くあります。
入居者専用のラウンジやジム、ゲストルームなど共有スペースが充実したところも多いでしょう。
また防犯カメラやオートロックなど、防犯性に優れた物件が多いのも魅力です。
女性の一人暮らしや、帰宅が遅くなったときでも安心して生活できますね。
似たような家族構成が集まっている
コンパクトマンションとは単身者や夫婦二人暮らしの方が多く暮らしています。
同じような家族構成なので、子どもの足音や騒音によるトラブルが少ないのも魅力です。
同じような境遇の人たちが集まっていれば、近所付き合いのストレスも軽減されるのではないでしょうか?
マイホームを持つとなかなか引っ越しができないため、近所の方と良好な関係をつくらなくてはなりません。
家族構成や生活スタイルの違いが価値観のズレなどを生むので、似たような家族構成が集まればご近所トラブルも起きにくいでしょう。
コンパクトマンションの注意点とは?
次にコンパクトマンションの注意点とは、どのようなことが挙げられるのかを見ていきます。
住宅ローン控除が受けられないことがある
コンパクトマンションの場合、面積によっては住宅ローン控除が受けられないのが1つめの注意点です。
住宅ローンを使ってマイホームを新築または増築すると、一定の条件(所得や返済期間など)をクリアすれば住宅ローン控除から支払った税金が還付されます。
住宅の取得時期などにより異なりますが、期間は10年間、年末におけるローン残高の1%が還ってくるので、経済的な負担が軽減されるのがメリットです。
ただしこの住宅ローン控除の適用を受けるためには、床面積50平米以上の床面積がなければなりません。
50平米とは図面などに記載されている専有面積ではなく、登記簿面積のことです。
専有面積は壁芯(壁の中心部分から計った面積)のため、登記簿面積に記載されている内法(内側の面積)に比べると広く計測されます。
図面上の面積で住宅ローン控除が使えると判断したため、「減税制度を受けられなかった」という事態にならないよう注意しましょう。
ライフスタイルが変化したときに注意
コンパクトマンションの注意点として、ライフスタイルの変化に対応しにくいという点も挙げられます。
コンパクトマンションは単身者や夫婦2人、カップルなどが住むにはちょうどいい間取りですが、子どもが生まれた場合は手狭になるかもしれません。
1DKや1LDK、2LDKといったコンパクトな間取りが一般的なので、子どもが多ければ子ども部屋を1つずつ設けるのは難しいでしょう。
また親と同居することになった場合も部屋が足りなくなりそうです。
ライフスタイルは今後どう変化していくのか、予測がつかない部分も多くあります。
ライフプランを考えながら決断しなければならないのも、コンパクトマンションの注意点でしょう。
駅チカのコンパクトマンションは賃貸の比率が高いケースも
駅チカのコンパクトマンションは利便性に優れ、資産価値が高い物件が多くあります。
そのため投資用のマンションとして活用され、賃貸の比率が高い場合は注意が必要です。
賃貸だとマイホームのようにキレイに住んだり、管理されたりする割合が減り、マンション全体の管理状態の悪さが目立かもしれません。
管理状態はその不動産の資産価値も大きく左右します。
そのため購入する前はどのような管理をおこなっているのかチェックしてきましょう。
このようにコンパクトマンションには注意点やデメリットも生じるため、よく考えて決断するのが得策です。
まとめ
この記事ではコンパクトマンションとはどのような間取りなのか、魅力や注意点とともに詳しくお伝えしました。
ひと昔前と比べると住まいに対する考え方や理想も変化しつつあるため、コンパクトマンションはそれぞれのライフスタイルに適した不動産といえます。
その一方で注意点やデメリットも生じるため、よく検討してから購入するようにしましょう。
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