2020年に世界中を巻き込んだコロナ禍により、日本でもテレワークの普及が急速に進んでいます。
しかしマイホームに在宅勤務の環境が整っておらず、不便を感じている方も多いのではないでしょうか?
今回の記事では、日本における在宅勤務の現状と、リノベーションしてスペースを確保するメリットとアイデアを紹介します。
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まずは日本でどれくらいテレワークが普及しているのかを紹介します。
日本のテレワーク導入率の現状
新型コロナウイルスの流行で急速に進んだイメージのある在宅勤務ですが、実はそれ以前から少しずつ導入する企業が増えていました。
それは政府が「働き方改革」の施策のひとつとして、テレワークを推進していたためです。
日本における在宅勤務の最新の普及状況は、総務省が公表している「令和元年通信利用動向調査」で確認できます。
この調査によると、2019年(令和元年)時点でテレワークを導入している企業の割合は、従業員100人以上の企業で20.2%です。
そのうち従業員300人以上の企業においては30.1%、300人未満では15.1%となっています。
従業員数の多い大企業ほど在宅勤務の導入が進んでいることがわかりますが、それでも全体の普及率が2割と考えるとまだまだ普及しているとは言い難いのが現状です。
業種によるテレワーク導入の違い
在宅勤務の導入率は、業種によっても大きく異なることが特徴です。
従業員300人以上の企業のテレワーク導入率に限っていえば、情報通信業に関しては46.5%、金融・保険業で40.7%と高めです。
対して運輸・郵便業は11.7%、サービス業・その他で16.5%と低くなっています。
情報通信業はもともとテレワークが向いていますし、金融や保険業は対面でなくてもこなせるデスクワークが多いので導入しやすかったと考えられます。
しかし運輸や郵便、サービス業など必ず対面による接客が必要な業種は、在宅勤務を進めにくいことは仕方がないことといえるでしょう。
今後も業種によって、テレワークの普及率は2極化が進んでいくのではないでしょうか。
自宅を今後リノベーションする必要があるかは、勤務先の業種によって考えるとよさそうです。
リノベーションして在宅勤務の環境を整えるメリットとは
ここからは、リノベーションして在宅勤務の環境を整えるメリットを3つ紹介します。
仕事に集中できる
リノベーションして在宅勤務の環境を整えるもっとも大きなメリットは、仕事に集中できることです。
家族や同居人がいるケースでは、つい仕事中でも話す機会が増えてしまいます。
とくに小さな子どもがいるご家庭では、子どもが遊んでほしいと邪魔をしてくることもあるでしょう。
子どもが学校に行っている間はともかく、春休みや夏休みで一日中家にいるなら、子どもが遊ぶ声やゲームのテレビの音などで集中するのは難しくなります。
リノベーションで在宅勤務のスペースを確保できれば、そういったことに煩わされることなく仕事に集中できます。
静かに会議に参加できる
リモートワークにつきものなのがビデオ会議です。
ビデオ会議においても、専用スペースがなければ周りの音を拾ってしまい、ほかの参加者に迷惑をかける可能性があります。
子どもの遊ぶ声などに邪魔されることなく会議に参加できるようになることは、専用スペースを設けるメリットです。
プライバシーを守れる
リノベーションして在宅勤務用のスペースを用意すれば、プライバシーを守れることもメリットです。
専用スペースがなければ、ビデオ会議をするときなどに家の中のものが映り込んでしまいます。
部屋の様子や家具家電など、どんな生活をしているかを隠すことが難しく、プライバシーを守れません。
ビデオ会議の後ろに洗濯物が干されていて、下着が映り込んでしまった!といったトラブルも避けられます。
仕事とプライベートを分けられる
仕事とプライベートを分けられるようになることも、在宅勤務環境を整えるリノベーションをするメリットです。
仕事スペースとプライベートが混ざっていると、リビングのデスクに仕事の書類が積み上がる、といったことになりがちです。
プライベートスペースに仕事のものがある状態だと、お休みの日でも気になって、休んだ気持ちになれません。
ついつい書類に手が伸びて、お休みなのに続きをしてしまう……といったケースもよく聞きます。
空間をきっちり分けてしまえば、仕事とプライベートの切り替えもスムーズです。
在宅勤務専用スペースを確保するリノベーションのアイデア
ここからは、在宅勤務専用スペースを確保するリノベーションのアイデアを4つ紹介していきます。
リノベーションして間仕切りを設置しスペースを区切る
在宅勤務専用スペースを確保するリノベーションの定番は、間仕切りを設置してスペースを区切ることです。
リビングなどの広いスペースの片隅に、デスクと椅子、ちょっとした棚を置ける2~3畳ほどのスペースを確保し、間仕切りを作りましょう。
造作で壁を作りドアを取り付けてしまえば、完全に個室となって外部の音もある程度はシャットアウトできるでしょう
そこまでできない場合には、パーティションやパネル、ロールスクリーンなどを設置して、「生活スペースと遮断」します。
在宅勤務専用スペースには、仕事で必要なものしか置かないようにすれば、快適な仕事環境になるでしょう。
個室を拡張してリモートワーク専用スペースを確保
もっと広いスペースがほしいなら、大がかりなリノベーション工事になりますが、個室を拡張するのもおすすめです。
個室の壁をリビング側や隣の部屋のスペースに侵食する形で移動するほか、戸建てであれば増築で軒だしする方法もあります。
夫婦そろってテレワーク、といったご家庭なら、広めの家庭内オフィスを整えてしまうといいでしょう。
デッドスペースにデスクを造作
家の中にデッドスペースがあるなら、そちらをリモートワーク専用スペースに活用するのもおすすめです。
たとえば階段下は、段々になっているので使いづらく、なんとなく空けたままになっていたり、収納スペースとして使ったりしているご家庭が多いのではないでしょうか。
そういったスペースに、作業デスクとして大きめの板を取り付ければ、仕事場として活用できます。
いままでの居住スペースを減らすこともないおすすめの方法です。
リビングの角に専用スペースを造作
間仕切るほどの広さやデッドスペースもないときには、一番広いリビングの角などにカウンター状の専用スペースを造作してもらいましょう。
周りの様子が気になるのは仕方がありませんが、目の前は壁なので、リビングのテーブルで作業するよりは集中できるはずです。
コツは、仕事に関するものをそのスペースから持ち出さないことです。
リビングのテーブルで書類を広げてしまうようになると、仕事とプライベートを分けるのが難しくなってしまいます。
仕事の書類などはその場所から動かさないと、ルールを決めておくのがおすすめです。
まとめ
日本におけるリモートワークの普及率はまだ高くはありませんが、政府が後押ししていることを考えると、今後も少しずつ進んでいくと考えられます。
これから家を新築するなら、仕事専用スペースの確保も検討したほうがいいかもしれません。
現在住んでいる家で在宅勤務を続けるのであれば、リノベーションで仕事環境を整えることも検討してみてくださいね。
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