なんとなく「住み替えたい」「引っ越したい」と考えているものの、タイミングが見極められずにズルズルと同じ場所に住み続けている人は少なくありません。
今回は、住み替えのタイミングに悩んでいる人に向けて、ほかの人がどんなタイミングで引っ越しをしているのかを紹介します。
住み替えを検討するときの参考にしてみてくださいね。
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弊社へのお問い合わせはこちら住み替えの理由やタイミングは人によって異なる
住み替えを考える理由やタイミングは、人によって異なります。
家は生きていくのに不可欠な「衣食住」のひとつであり、誰にとっても必要なものです。
住む場所がなければ、生活していくことはできません。
しかし、最初は気に入って住んでいた家がだんだん住みづらくなることも、また珍しいことではないのです。
その理由の多くは、家族構成やライフスタイルの変化にあります。
具体的にどのようなタイミングで住み替えする人が多いのかを、次章から紹介していきますので、ご自身に当てはめて考えてみてくださいね。
住み替えを考えるタイミングは家族構成やライフスタイルの変化が多い
住み替えを考えるタイミングとしては、多くの人が以下のような家族構成やライフスタイルの変化を挙げています。
●結婚した
●離婚した
●家族が増えた
●家族が減った
●転勤になった・転職した
●ローンを負担できなくなった
●リモートワークが中心になった
それぞれ具体的に見てみましょう。
結婚した
結婚するときには、それぞれが住んでいた家を引き払って新しい家に住み替えて新婚生活をスタートする人が多いのではないでしょうか。
2人で新しい家に移ることもあれば、1人がどちらかの家に移り住むこともあるでしょう。
結婚前はそれぞれ1人暮らしをしていたときには、2人で住むなら広い部屋に住み替えたい、と考えるのは自然ですね。
離婚した
結婚とは反対に、離婚のタイミングで住み替えをする人もいます。
離婚したときには、これまで夫婦で築き上げてきた資産を財産分与する必要があり、持ち家を売却して現金化することが多いためです。
家を手放すのであれば、望む・望まないにかかわらず、住み替える必要があります。
家族が増えた
家族が増えたときを、住み替えのタイミングに挙げる人も少なくありません。
結婚して住んでいたマンションが、子どもが増えたので手狭になったケースなどが想定されます。
子どもが1人から2人になったので、それぞれに子ども部屋を与えたいと考える人も多いでしょう。
「子どもを庭で遊ばせたい」といった理由で、ライフスタイルを変えるためにマンションから戸建てへの住み替えを検討する人もいるのではないでしょうか。
同じ「家族が増えた」でも、年齢を重ねた両親と一緒に暮らすようになるケースもあります。
将来の介護に備え、バリアフリーの設備が整った家に住み替えたいと考える人もいるようです。
家族が減った
家族が増えるのとは反対に、減ったことを住み替えのタイミングと考える人もいます。
子どもが独立して結婚し、家を出てしまうととたんに部屋が余ってしまいます。
2階を子ども部屋にしていたようなケースでは、2階をまったく使わなくなることもあるでしょう。
そういった家庭では、子どもが独立したのを住み替えのタイミングととらえ、家族の人数にあった部屋へ引っ越しを考えるようです。
高齢になった
高齢になったことが、住み替えの理由になることもあります。
子育てをしている間は、自然豊かな田舎暮らしがよかったものの、高齢になると通院や買い物に便利な都会に住みたくなる人がいるためです。
定年退職のタイミングで、住み替えを検討してみてもいいでしょう。
転勤になった・転職した
転勤や転職など、仕事環境の変化にあわせて住み替える人もいます。
これまでの職場から遠く離れた場所に通勤することになり、毎日2時間かけて会社に通わなければならないこともあります。
そのようなケースでは、転勤や転職といったライフスタイルが変化したタイミングで住み替えを考えても不思議ではありません。
住居費の負担が重くなった
家を購入したときには問題を感じていなかった月々のローン負担が、仕事環境の変化などによって過重になってしまうこともあります。
会社の業績が悪化することによって賞与がなくなったり、倒産してしまったりすることも今の世の中十分考えられるでしょう。
ローンではなくても、これまで住んでいた部屋の家賃が高すぎて払えなくなる人もいます。
そういったケースでは、今よりも住居費の負担が軽くなる家への住み替えが必要になります。
リモートワークが中心になった
近年のコロナ禍の影響で、仕事がリモートワーク中心になった人も多くいます。
これまで通勤の利便性を考えて都心に住んでいたものの、毎日通勤する必要がなくなったので自然豊かなエリアへの住み替えを検討するようです。
リモートワークが定着すると、仕事がリモートに切り替わったタイミングで住み替えを決断する人は、ますます増えていきそうです。
住み替えの目的として実際に多く挙げられている内容とは
ここからは、国土交通省住宅局が2018年(平成30年)に発表した「住生活総合調査(速報集計)結果」から判明した、住み替え目的を紹介します。
「最近5年間に実施した住み替えの主な目的」からわかること
調査結果によると、実際に住み替えた理由に「通勤・通学の利便性」を挙げた人の割合は39.5%になりトップを占めました。
通勤や通学時間の長さは、住み替えを考える大きな理由になることがわかります。
続けて多いのは「広さや部屋数」で、28.1%の人が住み替え理由に挙げています。
これは家族が増えた、あるいは減ったのどちらにも当てはまりますが、家族構成の変化が住み替えのタイミングと捉える人は多いようです。
3番目の理由で挙げられているのは、「世帯からの独立」で18.6%となりました。
世帯からの独立は、結婚や進学、就職などだけではなく、単身赴任や離婚なども含まれます。
このように上位の目的を見る限り、住み替えを考えるのはライフスタイルの変化に伴うことが多いようです。
なお、今回の調査結果では、平成15年には7.1%だった「住居費負担の軽減」が、13.5%と大きく増加しました。
ローンや家賃の負担を重く感じ、コストを抑えるために住み替えを考える人が増えていることがわかります。
2020年からの新型コロナウィルスの影響を考えると、住居費負担の軽減を目的として住み替えを考える人は、今後ますます増えてくるのではないでしょうか。
これからの「住み替えの目的」からわかること
実際に住み替えた人ではなく、今後5年間に住み替えを考えている世帯への調査結果(複数回答)も確認しておきましょう。
住み替えの目的としてもっとも多かったのは、「広さや部屋数」の42.3%となっています。
そして「使いやすさの向上」が31.9%、「新しさ・きれいさ」が27.4%と続きます。
実際に住み替えた人が理由として挙げた「通勤・通学の利便」は、今後の目的としては6番目の20.3%になりました。
この結果から、実際に住み替えるときには、「広い部屋に住む」といった理想をかなえるのではなく、通勤などもっと現実的な問題を解消することが大きな目的となることがわかります。
実際の住み替えは、必要に迫られておこなう人が多いことが2つの調査結果からは読み取れました。
まとめ
住み替えのタイミングは、人によって異なりますが、家族構成やライフスタイルの変化がきっかけとなることが多いようです。
今回の記事を参考に、ご自身のベストな住み替えタイミングを探ってみてくださいね。
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