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住居を探すとき、中古物件を視野に入れると選択の幅が広がります。
しかし中古物件は間取りが今風じゃなかったり、設備が古かったりするので敬遠している人もいるのではないでしょうか?
そんなときにカギになるのが、「リノベーション」です。
今回は、リノベーションされた中古物件に住む方法を2つ紹介していきます。
\お気軽にご相談ください!/
弊社へのお問い合わせはこちら中古物件はリノベーション済みを選ぶほか自身でリノベーションする選択も
まず、そもそも「リノベーション」とはどういう意味なのか、リフォームとはどう違うのかを確認しておきましょう。
一般的にリフォームは、老朽化した物件を「新築のように戻す」ことです。
経年劣化してしまった中古物件を、マイナスからゼロに戻すのがリフォームのイメージです。
対してリノベーションとは、既存の居室を「今よりもさらにいいもの」へ作り変えることを意味します。
マイナスからゼロにするだけではなく、さらにプラスアルファを生み出す点がリフォームとは異なります。
そのためリノベーションは、リフォームよりも大規模な工事になることが特徴です。
場合によっては既存の内装や壁すら取り除き、完全に構造だけにして、これまでとはまったく別の部屋を新たに構築していくこともあります。
リノベーションが広く行われるようになり、中古物件のイメージが向上し、選択肢に入れる人が増えてきました。
そんなリノベーション物件に住む方法は、2つ考えられます
●リノベーション済みの中古物件を購入する
●中古物件を購入後自身でリノベーションして住む
両者はメリットデメリットが異なるため、自身にあった方法を選ぶことが大切です。
次章からは、それぞれのメリットデメリットを解説していきます。
リノベーション済み中古物件を購入するメリットデメリット
ここからは、リノベーション済みの中古物件を購入するメリットデメリットを紹介します。
リノベーション済み中古物件を購入するメリット
まずは、メリットから確認しましょう。
すぐに住み始められる
購入後リノベーションする場合は、リノベーション工事が終わるまで入居することができません。
場合によっては数カ月待つことになってしまい、その間はローンを払いながら賃貸の家賃も払い続ける必要があります。
しかしリノベーション済み中古物件であれば、工事はすでに終わっているため物件引き渡し後すぐに住み始められます。
計画的に引っ越しを済ませたいなら、リノベーション済み物件を選ぶのがいいでしょう。
室内を確認してから購入できる
リノベーション済み中古物件なら、室内を確認してから購入できることもポイントです。
購入後リノベーションする場合は、古い住戸から新しい部屋を想像するしかできません。
その点リノベーション済みであれば、どのような間取りでどのような設備がついているのか、すべて確認したうえで購入を決められます。
購入後「こんなはずじゃなかった」と思わずに済むことは、リノベーション済み物件を選ぶメリットです。
ローンが1本で済む
リノベーション済み物件は、リノベーション費がすでに物件価格に含まれているため、住宅ローンのみで済みます。
中古物件を購入後リノベーションするときには、物件の購入費用とリノベーション費用は別に用立てる必要があります。
しかもリフォームローンは、住宅ローンより金利が高いものが多いことがデメリットです。
リノベーション済みなら、ローンを2つ組む手間も、金利の高さに悩む必要もありません。
リノベーション済み中古物件を購入するデメリット
続けてリノベーション済み中古物件を購入するデメリットを紹介します。
好みの間取りにできない
リノベーション済みの中古物件は、すでにリノベーションが終わっているので好みの間取りにすることができません。
「リビングを広く取って部屋は3部屋ではなく2部屋に減らしたい」、といった自由がないのです。
リノベーション済み物件を購入するのは、新築物件を購入するのと同じと考えるようにしましょう。
個性を出すのが難しい
リノベーションが済んでいると、個性を反映するのも難しくなります。
たとえば「フローリングの色はナチュラル系で、キッチンカウンターの天板も同色で」と理想があっても、部屋はすでにできあがっています。
自分好みの部屋を見つけるためには、多くの物件をあたる必要があるでしょう。
個性を活かした住戸を希望するなら、購入後リノベーションするのがおすすめです。
中古物件の購入後に自身で自由にリノベーションするメリットデメリット
ここからは、中古物件の購入後に自身でリノベーションするメリットデメリットを紹介していきます。
中古物件の購入後に自身で自由にリノベーションするメリット
まずはメリットから確認してみましょう。
自由な間取りに変更できる
中古物件を購入後に自身でリノベーションするメリットは、なんといっても自由度が高いことです。
部屋を完全にスケルトンにしてしまえば、新築の家を建てるかのように自由に間取りを設計できます。
もちろんどうしても撤去できない構造上の柱などはありますが、それ以外はすべて自由に決められます。
個性を活かした住戸にリノベーションできる
自身でリノベーションを進めるなら、個性を存分に発揮できることもメリットです。
ゼロからすべてを作り変えるリノベーションでなくても、キッチンシンクを好みのものに入れ替える、フローリングを無垢材に張り替えるなど自由です。
全体を自分好みの色に統一するなど、個性を活かした部屋作りを楽しめます。
リノベーション済みを購入するよりも安くつくことがある
リノベーションを自分でする場合、リノベーション済み物件を購入するよりも安くつく可能性もあります。
リノベーション済み物件は、購入価格にリノベーション費用も含まれているので割高になりがちです。
これから自身でリノベーションするのであれば、あらかじめ決めた予算内から設備のランクなどを決めていくことができます。
食洗機が不要なら外すなど、コストを抑えつつ好みの部屋が作れることが購入後リノベーションするメリットです。
中古物件の購入後に自身で自由にリノベーションするデメリット
それでは最後に、購入後リノベーションするデメリットを紹介します。
入居まで時間がかかる
購入後リノベーションする場合、入居までに時間がかかることがデメリットです。
リノベーション済み物件のように、購入したらすぐ入居、というわけにはいきません。
工事の途中で大きな損傷が発見されたら、想定以上の長い時間がかかる場合もあります。
どんな仕上がりになるかわからない
これからリノベーションする以上、どんな仕上がりになるかは図面から想像するしかできないこともデメリットです。
リノベーションが済んでいれば、設備のひとつひとつまで触って確かめることができますが、これから工事する以上そういうわけにはいきません。
場合によっては、思っていたのと違う仕上がりになる可能性もあるでしょう。
思いがけず高額になる可能性がある
リノベーションを進めるうちに、排水管に大きな劣化が見られるなど、思いがけない修繕費がかさむ可能性もあります。
途中で工事を中止するわけにもいかず、結果的に新築を購入するより高くなってしまうことも考えられます。
購入後リノベーションするときには、一定のリスクは覚悟しておく必要があるでしょう。
まとめ
リノベーション物件に住むには、「リノベーション済み物件を購入する」「購入後自身でリノベーションする」の2つの選択肢があります。
どちらにもメリットデメリットがあり、一概にどちらがいいとはいえません。
それぞれのメリットデメリットを比較して、自身にあった方法を選ぶようにしてくださいね。
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