高知市でマイホーム購入を検討している方向けに、一戸建て住宅の設計で大事になる玄関の紹介をしていきましょう。
種類や材質も豊富ですが、セキュリティ面も重要な要素です。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
玄関は大きく分けてドアと引き戸の2種類あり、さらにそれぞれバリエーションがあります。
まずはドアから。
①片開きドア
一戸建てで一般的によく見られるタイプのドアです。
一枚のドアが左右のどちらかに開閉します。
適している場所は、間口が広く取れない玄関などです。
デザインや種類が豊富にあるのがメリットで、ドアの上に窓を付けて明るい場所にすることもできます。
②袖付き片開きドア(片袖ドア)
ドアの横に大きなガラスの入ったドアのことです。
ガラスのおかげで玄関を明るくしてくれます。
片開きドアと同じだけの開閉面積にするには、間口をその分広くとる必要があります。
③両袖ドア
片開きドアの両隣にガラスが付いたドアです。
片袖ドアよりもさらに明るさが増します。
④親子ドア
片開きドアの横に小さな扉がついた種類で、袖付きドアの袖の部分が開閉するというイメージです。
普段使うドアと間口を広くしたいときに開く扉の2枚を組み合わせています。
大きなものの出し入れや、車いすでの出入りなどがある場合には役に立ちます。
⑤両開きドア
2枚のドアが左右対称に開く種類です。
開口部を広く取ることができ、開放感や高級感を感じられます。
自転車やバイクを出し入れしたい人にもメリットです。
ここからは引き戸(スライディングドア)です。
⑥引き違い戸
スタンダードな引き戸です。
2枚の引き戸を左右にスライドさせて開閉します。
和風なイメージがありますが、洋風の玄関にも対応できます。
網戸もつけやすいのが特徴です。
⑦片引き戸
扉を1枚だけ使用した引き戸です。
開き戸から引き戸へリフォームしたい際にもやりやすいタイプです。
ガラス製の袖を組み合わせることもできます。
⑧両引き込み戸
2枚の戸を左右にスライドさせて両側の壁に引き込める引き戸です。
開口幅を広く作れることがメリットとなっています。
一般的な玄関はドアですが、和風の住宅なら引き戸のほうが雰囲気が合いやすいですね。
特に引き違い戸を利用すると和風の家によく合い、外観が整うというメリットもあります。
また最近はおしゃれな引き戸もあり、洋風の住宅に合うものも多くなっています。
ただ、引き戸はその構造上、気密性がドアに比べて低いという特徴があるので、空調の効果が弱まる可能性があり、対策をしておく必要が出てくるでしょう。
このほか、一戸建ての外観や雰囲気との合わせ方、利便性など様々な面で考慮していくと良さそうです。
玄関は種類とともに材質も重要な要素です。
金属製・木製などのメリットデメリットをご紹介していきましょう。
一戸建ての玄関で金属製の材質を使用するメリットとしては、耐久性の高さやバリエーションの多さがあります。
またカードキーやスマートキーなど現代的な雰囲気の鍵も似合います。
カッコいい雰囲気も作れるほか、木目調のものもあるなど多種多様です。
金属の中でもアルミは軽さもあり、特有の光沢から明るい雰囲気を作れます。
アルミのデメリットは断熱性能が低めなことで、それにより外気の影響を受けやすくなります。
対策として中に断熱材が入ったものにするなど工夫が必要です。
鋼板(スチール)も玄関ドアでよく使われます。
価格が比較的抑えられるのがメリットです。
アルミよりも重くて耐久力があり防火・防音性も高いのが特徴です。
ステンレスのドアも耐久性に優れています。
さびにくいので、海沿いの住宅のドアに向いています。
なお金属製の玄関は、デザイン次第では非常に安っぽく貧弱な見栄えになることがあるので、慎重に選びましょう。
木製のメリットは、まず木の質感の良さがあります。
木ならではの温かみを感じられるのがポイントです。
家の雰囲気にもマッチすれば、おしゃれな家に仕上げることもできます。
また断熱性にも優れていますので、結露で悩むこともほとんどありません。
長年大切に使っていると、木製ドアは色味の変化や風合いの変化が出てきて、見た目にも楽しめる点もメリットとしてあります。
デメリットとしては自然の素材を利用するので、価格の高さがまず挙げられます。
また、こまめなメンテナンスが必要になりますので気を付けましょう。
大切に使用していきたいですね。
玄関でできるセキュリティをご紹介していきましょう。
玄関は空き巣などの主要な侵入経路のひとつでもあるので、防犯対策は重要です。
鍵の厳重さに加えて、ドアの丈夫さなども気にして選定しましょう。
ピッキングで破られにくい鍵にすることや、ピッキング防止機能を搭載することなどが役立ちます。
またこじ開け対策が施されていることや、できる限り最新のセキュリティ機能を持つ選び方も大切です。
泥棒が侵入しにくく、故障しにくい玄関ドアを選ぶようにしましょう。
具体的にはシリンダー錠に交換する、鍵を増やす、鍵穴のないリモコンキーを取りつける、複雑な構造のワンドアツーロックタイプにするなどの方法があります。
サムターン回しへの対策としては、サムターン部分や鍵穴などを守る補助錠を取りつける方法もあります。
玄関にガラス面がある場合には、防犯フィルムを貼ることも良いでしょう。
インターホンをカメラ付きにするのも安心感が増しますね。
最近ではリモートインターホンも登場しています。
出先でもインターネットで来客を確認できたり、インターホンが鳴るとスマートフォンで確認できたりします。
不審な人物が訪れたことがすぐに確認できますので、防犯対策になります。
センサーライトを玄関に取り付けるのも夜間の防犯対策になりますのでおすすめです。
ただし、死角や逆光を作らないように気を付ける必要はあります。
また防犯カメラもおすすめです。
設置してあるだけで空き巣がその家を避ける可能性が高まります。
同様にダミーカメラを設置する方法もあります。
ただしこちらは見破られてしまうと意味がなくなりますので、できるだけ本物を設置する方が良いでしょう。
ドアスコープカメラというものもあります。
覗き穴に設置する小型カメラのことで、ドアスコープの前に立った人物を記録できます。
防犯砂利を敷くという方法もあります。
上を歩くと音がするので不審者は嫌がります。
セキュリティ対策を施しておくことも重要ですが、日頃よりできる対策も同時に行っておきましょう。
例えば玄関の近くなどに鍵を隠すなどをするのはやめましょう。
また短時間でも家を空けるときには施錠をしましょう。
ちょっとした時間でも不審者はそのすきを狙っています。
コンビニへのちょっとした買い物やゴミ出しなど、気を抜かずに戸締りをするようにしましょう。
帰宅が遅くなる日には室内の照明をつけておいたり、タイマーでつくように設定しておくことでも、人がいるように見せられます。
工夫して少しでも防犯意識を高めておくと良さそうです。
一戸建てで重要になってくる玄関についてまとめました。
一戸建ての中でも顔になる部分であり、種類や材質も豊富です。