高知市でマイホーム購入を検討している方向けに、一戸建て住宅でポイントになる玄関収納の紹介をしていきます。
玄関に保管するものは意外に多く、すっきり収納するにはそれなりにプランが必要になります。
ぜひ慎重に検討してみてくださいね。
玄関収納に置きたい物は意外と多くあります。
各ご家庭によって違いはありますが、どんなものが考えられるか見ていきましょう。
まずは靴です。
革靴、スニーカー、パンプス、サンダル、ブーツなどいろいろ種類があります。
ブーツにも大きさが色々とありますね。
靴以外にはスリッパや傘、雨具なども玄関に置いておきたいものです。
子どもがいるご家庭では、バギーや外遊びの道具、スポーツ用品などもあります。
シューズケア用品や掃除道具、人によっては防災グッズ、ゴルフ用品などを置きたい場合もありますし、細かいものだと車の鍵や印鑑なども置いておく場所になります。
置かれる靴は女性の場合、大人1人あたり20足前後、男性の場合は10足前後、子どもは1人4〜5足が目安となります。
雨傘や日傘は、1世帯あたり4~6本、スリッパは家族用の他に来客用が3~4足ほどになるでしょう。
家族が増えるほどにこれらの量は増え、種類も増えていくことになります。
そのため収納量がポイントになってくるのですね。
収納は玄関の大きさに合わせて大きさやデザインを考えなくてはいけません。
壁面収納タイプのデザインの収納は収納力がありますが、玄関が狭いと窮屈な印象になってしまうことがあります。
標準的な靴箱の収納量は大体幅80㎝のカウンタータイプで24足くらいが目安です。
壁面収納タイプだとその倍の48足くらいが1つの目安になります。
何をどのくらい将来的に入れたいのか、また広さとの兼ね合いなどを含め、収納量を考えていけると良さそうです。
一戸建て住宅のポイント、玄関収納の種類をご紹介していきます。
①カウンタータイプ
床から腰くらいまでの高さに戸棚があるのがこちらのタイプです。
棚の上に物を置くことができるので、小物や水槽などを置いてアクセントをつけられます。
また低いので圧迫感が無く、狭い空間に向いているという特徴があります。
しかし収納量は少ないので注意しましょう。
②壁面収納タイプ
天井から床まで一面に収納を取り付けるタイプです。
収納できる量が多いので、大家族や物が多い場合に向いています。
広い空間の場合は問題ありませんが、狭い玄関では圧迫感を感じやすいです。
③フロートタイプ
天井から床付近まで収納がありますが、床まで完全についておらず、浮いているタイプの収納です。
収納量を増やしながら、床付近にややスペースがあることで圧迫感が解消できるメリットがあります。
スペースには間接照明を設置したり、観葉植物を置いたりすると、おしゃれな空間を作り出せることもメリットです。
④カウンターと吊戸棚タイプ
収納量を確保しながら、カウンター上の空間も活用したい場合に向いています。
ただしカウンターが高すぎると、物の出し入れがしづらいというデメリットがあるので気を付けましょう。
⑤シューズクローク
靴箱ではなく壁にはめ込まれたタイプの収納で、広さがあるとウォークインタイプにもなります。
⑥の土間収納タイプと似ていますが、シューズクロークは玄関を上がったところに設置します。
⑥土間収納タイプ
いわゆるシューズインクローゼットのタイプです。
収納量が多く、靴を履いたまま出入りでき、ゴルフバックや掃除用具などもすっぽりと収納できます。
なお、シューズクロークやシューズインクローゼットなどの呼び名と機能、設置場所の定義はあいまいなので、こういったタイプの収納があるということを覚えておくだけでいいでしょう。
様々な種類がある収納ですが、玄関の広さや収納物を考慮するほかに、空間に適したデザインになっているかもポイントです。
一戸建て全体との兼ね合いも考慮し、玄関扉の素材やデザインと合うかどうかも検討することが大切になります。
また棚を斜めにすることで見やすく取り出しやすくしたり、スライド式の収納にすることで、多くの靴を収納したりできるので、収納する物に合わせたパーツやアイテムを取り入れるということもポイントになりそうです。
収納の扉に鏡をつけると、空間に広がりを作れますし、姿見として出かける際にも便利になるといったメリットも出てきます。
取っ手のデザインに引手を設けるか、プッシュタイプにするかなども使い勝手に影響します。
実際に利用することをイメージして、適切なデザインを選びたいですね。
一戸建てにあるシューズインクローゼットは、靴などをしまうための収納スペースで、ウォークインやウォークスルーなどの種類があります。
大体2~4畳程度で靴以外にも生活用品を置くことができます。
スペースのなかに通路が設けられている点が従来の靴箱と異なっています。
シューズインクローゼットのメリットデメリットをご紹介していきましょう。
①たくさんの靴と物が収まる
靴が好きでたくさん持っている人や、家族が多い人にとってたくさんの靴がすっきりと納められるのはメリットです。
一般的な玄関収納よりも収納量が多くきれいに片付きます。
また靴以外のアウトドア用品やスポーツ用品なども一緒にきれいに片付くのがポイントです。
②靴箱が必要なくなる
一般的な靴箱、玄関収納が必要なくなるので、デザイン性があって広いエントランスを演出できます。
広く玄関を見せられるので気持ちがよく、たくさんの人を招くこともできそうです。
③収納量に対する工事コストを抑えられることも
家具工事で靴箱をつくる場合と比べて、収納量に対する工事コストを抑えられる場合もあります。
④靴を選びやすい
鏡などを設置することで、コーディネートに合わせて靴を選びやすくなります。
また立ったまま目線の高さで靴を選べるのもメリットです。
① 風通し
風通しの悪いシューズインクローゼットは臭いがこもったり、カビが発生したりすることがあるので、対策をしておく必要がありそうです。
例えばドアを取り付けたり、窓や換気扇を取り付けるなどの方法もあります。
②狭い玄関になる
床面積がもともと小さい家では、狭い玄関がさらに狭くなる場合もあります。
一戸建てを全体的に見て検討するようにしましょう。
③スペースの無駄遣い
靴が少ない人や、物がほとんどない場合のお家では、スペースを活用しきれず持て余してしまうこともあります。
本当に必要なのかどうかしっかり検討してからの設置がおすすめです。
逆に置きやすいからといって何でも置いてしまうと、物であふれかえって使いづらくなるというパターンもあります。
④掃除の手間
臭いや汚れが付きやすいのでこまめな掃除が必要な箇所になりますし、ふつうの収納よりも物が多いので掃除に時間や手間がかかるでしょう。
一戸建ての玄関収納のポイントについてまとめました。
種類も豊富で迷いますが、一戸建て全体のイメージとも照らし合わせて検討できると良さそうです。