購入を考えている戸建てがオール電化のときには、どのようなメリットやデメリットがあるのか気になるものです。
これまでオール電化の戸建てで暮らしたことがなければ、光熱費がものすごく高くなったらどうしよう、と心配になってしまいますよね。
そこでこの記事では、オール電化の戸建てに住むメリットとデメリットとはどのようなものなのかを、節電するコツとあわせて紹介します。
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近年オール電化の戸建てが増えていますが、家をオール電化にするメリットとは、どのようなものがあるのでしょうか?
まずは、オール電化の戸建てに暮らすメリットを、4つ紹介します。
お湯や暖房をお得に使える
オール電化の戸建てに住むもっとも大きなメリットとは、電気代が高くなりがちな「お湯」と「暖房」をお得に使えるようになることです。
オール電化の戸建てでは、夜間の電気代が安くなるプランを導入することがほとんどです。
電気代が安い夜の間に、昼間の時間帯に使うお湯を沸かしたり、暖房の蓄熱をしておいたりすることで、お得に使えるようになります。
暖房に関しては、蓄熱暖房機を使う必要がありますが、輻射熱を使う蓄熱暖房機なら、部屋全体をムラなく広範囲に暖めることが可能です。
火災や事故のリスクが減る
オール電化の戸建てに住む二つ目のメリットとは、火災のリスクが減ることです。
たとえばキッチンのコンロがガスだった場合には、家の中で炎を使うので、火災が発生する可能性はIHクッキングヒーターよりも高くなります。
また暖房器具がガスを利用しているケースでも、万一ガスが漏れてしまったときには、一酸化炭素中毒や引火しての爆発の心配もあるでしょう。
IHクッキングヒーターなら、炎が発生しないため、ガスよりも安全性が高く安心です。
キッチンのお手入れが簡単
オール電化の戸建ての三つ目のメリットとは、キッチンにITクッキングヒーターを導入しているので、お手入れが簡単なことです。
IHクッキングヒーターは、コンロ周りがフラットになっていて、掃除がしやすいことが特徴です。
煮こぼれしてしまっても、さっとふきとるだけでお手入れが終了します。
基本使用料を一本化できる
オール電化の四つ目のメリットとは、通常電気とガスで別々に支払う基本使用料を、電気だけに一本化できることです。
電気とガスは、地域や利用している会社によりますが、それぞれ基本使用料が1,300円程度かかります。
両方あわせると、基本使用料だけで2,600円前後かかってしまいますが、オール電化だと電気の基本使用料だけなので、1,300円程度で収まります。
オール電化の戸建てに住むデメリットとは
火災や事故の心配を減らせる、基本料金を節約しながらお得にお湯や暖房が使えるオール電化の戸建てですが、デメリットもあります。
ここではオール電化の戸建てに住むデメリットを、2つ紹介します。
昼間の電気代が高くなる
オール電化の戸建ての一つ目のデメリットとは、昼間の電気代が高くなることです。
オール電化の戸建てでは、夜間の電気代が安いプランを導入しますが、そのぶん昼間の電気代は高く設定されています。
昼間に電気を多く使う暮らしをするようなケースでは、オール電化のメリットを十分得られないかもしれません。
暖房に関しても、夜間に蓄熱しておく蓄熱暖房機なら夜間の安い電気代で対応できますが、通常の暖房を使用するなら日中の電気代は高くなってしまいます。
日中は仕事や学校に行っていて、家に誰もいないファミリーなら問題ないでしょう。
しかし、昼間も常に誰かがいてお湯や電気をたくさん使うなら、オール電化のメリットを、十分感じられないかもしれません。
IHクッキングヒーターは好みが分かれる
オール電化の二つ目のデメリットとは、キッチンがIHクッキングヒーターになることです。
フラットで掃除がしやすく、炎が出ないので火災の心配も少ないIHクッキングヒーターですが、苦手とする人も少なくありません。
IHクッキングヒーターは、使える調理器具が限られていて、IHで使用可とされているもの以外は基本的には使えないことが特徴です。
炎が出ないことは安全につながりますが、中華料理など強い炎で料理するのを好む人にとっては、IHクッキングヒーターは物足りなく感じるものです。
お湯を沸かす、煮込む料理はガスもIHも差がありませんが、料理の種類によっては、ガスがいいと思う人もいるでしょう。
オール電化の戸建てに住むときの節電のコツとは
購入を検討している家がオール電化のときには、節電できるコツがあるのか知っておきたいのではないでしょうか。
オール電化の戸建てに住むときの、節電のコツとはどのようなものがあるのかを紹介します。
オール電化向けの料金プランを選ぶ
オール電化の戸建てに住むときの、もっとも大切な節電のコツとは、オール電化向けの料金プランを選ぶことです。
オール電化を推進している電力会社では、たくさんの電気を使うオール電化向けの料金プランを用意しています。
オール電化向けの料金プランとは、夜間や土日、祝日など、一般的に電気の需要が落ちる時間帯の料金を安く設定していることが特徴です。
電気を使う人が少ない時間帯にたくさん電気を使ってもらい、そのぶん昼間電気代を高くして使用量を抑えてもらうことで、需要と供給をコントロールしています。
オール電化向けの料金プランを選ぶと、夜間の安い時間帯にお湯を沸かしたり蓄電暖房機に熱をためたりできるので、うまく使うことで節電が可能になります。
オール電化の戸建てに住むときには、オール電化向けのプランを申し込むようにしましょう。
電気を使う時間帯を考える
オール電化の戸建てに住むときには、電気を使う時間帯を考えるだけで、節電につながります。
オール電化の料金プランとは、夜間の電気代を安くしていることが特徴です。
そのため、いかに電気を夜間に使うかが、節電のコツになります。
たとえば、洗濯機はタイマー設定をして夜中にまわし、朝には洗い上がっているように設定しておけば、昼間に洗濯するより電気代がかかりません。
ほかにも食器洗い乾燥機や炊飯器なども、電気代の安くなる深夜の時間帯や明け方に動くようにしておけば、節電につながります。
モードを細かく使い分ける
エコキュートや蓄熱暖房機などを使用するときは、細かくモードを使い分けることも節電のコツです。
使うお湯や暖房の量は、シーズンや曜日によって異なるご家庭が多いのではないでしょうか。
週末は家族みんなが家にいるので長時間暖房を使う、夏はシャワーで済ませるのでお湯はあまり使わないなど、季節や曜日で生活パターンがあるでしょう。
たくさんお湯を使うことが分かっているのに、お湯の量を少なく設定していると、日中お湯切れしてしまい、高い電気代でお湯を沸かすことになってしまいます。
オール電化の戸建てで節電を考えるなら、使うお湯や暖房の量によって、モードを細かく設定するようにしましょう。
まとめ
オール電化の戸建てには、使い方によっては電気代が安くなる、火災や一酸化炭素中毒などの事故の不安が軽減できるなど、多くのメリットがあります。
昼間の電気代が高くなるデメリットもありますが、家電のタイマーを活用して夜間に稼働させるなど、賢く使用すれば問題はないでしょう。
オール電化の戸建てに住むときには、適切な電気プランを選ぶことが一番の節電ポイントです。
安全性が高いオール電化の戸建ての購入を、ぜひ検討してみてください。
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