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近年、ふるさと納税を利用する方が増えてきています。
ふるさと納税を利用すると応援したい地域の活性化に役立つだけでなく、税金を還付してもらえるなどメリットの多い制度です。
そこで今回の記事では、高知市での暮らしをご検討中の方に向けて、ふるさと納税制度の仕組みや高知市のふるさと納税についてご解説いたします。
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弊社へのお問い合わせはこちら高知市のふるさと納税を知る前にまず知っておこう!ふるさと納税とは?
はじめに、ふるさと納税の概要についてご説明いたしましょう。
ふるさと納税とは、自分の応援したい自治体に寄付をすることができる制度です。
ふるさと納税と呼ばれていますが、ご自身の生まれ故郷だけでなく、自分が応援したい自治体を選ぶことができます。
ふるさと納税をすると様々なメリットがあります。
まず、税金の控除や還付を受けることができます。
控除上限額内で自分の選んだ自治体に寄付することで、寄付額の合計から2000円を引いた額について、所得税が還付されたり、住民税が控除されたりするわけです。
また、ふるさと納税では、寄付をおこなう方が寄付金の使い道を指定することができます。
ご自身が納得できる寄付金の使い方をしている自治体を選んで寄付をすることも可能です。
また寄付をすると寄付先の自治体から、返礼品としてその地域の名産品などが届きます。
寄付をした側がうれしいのはもちろんのこと、自治体にとっても地域の産業を知ってもらう大切な機会となっているのです。
つまり、寄付者の側から見ると、ふるさと納税は税金の控除や地域貢献、お礼の品がもらえるなどの点で、魅力的な制度です。
一方、寄付をしてもらう自治体側も、寄付をしてもらうことで歳入が増加するだけではなく、地域の活性化や地域の課題を解決に役立つなどの恩恵を受けられる制度だと言えます。
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高知市のふるさと納税とは?使い道は地球を守る「環境維新」
それでは、高知市のふるさと納税について見ていきましょう。
高知県の県都でもある高知市は、明治維新に貢献した坂本龍馬や自由民権運動の中心人物となった板垣退助など、多くの幕末の志士や民権家を輩出したことで知られています。
また、市の中心を鏡川が流れ、桂浜からは太平洋を望むことができるなど海・山・川の豊かな自然環境に恵まれています。
そのため、地元で採れた新鮮な魚や野菜など、季節の旬の味が楽しめる「食のまち」でもあります。
そんな魅力いっぱいの高知市のふるさと納税では、納められた寄付金を市内の自然環境を守る「環境維新」に利用しています。
高知市の「環境維新」では、地球環境の保全に貢献すべく、県内の自然環境を守り、環境保全型の農林漁業を促進するための様々な環境施策を打ち出しています。
たとえば、「森」分野では、市および民間が所有する森林の林道整備や間伐により、森林環境の改善・育成し、二酸化炭素の吸収や削減を図っています。
「里」分野では有機農法などの地球環境に配慮したエコ農業を推進し、農業が環境に及ぼす負担を軽減し、生態系の回復に努めています。
「海・まち」分野では、資源を持続可能な形で循環させるため、その効率的利用と再生産を推進しており、ごみの削減やリサイクル、バイオマス燃料の導入をおこなっています。
また、森林や河川の保護を通して、海洋環境を守ることも視野に入れています。
高知市ではふるさと納税の趣旨の観点から、高知県内在住の方には返礼品の送付をおこなっていませんが、返礼品も1,000件以上と豊富で、食料品や工芸品に加えて、旅行の宿泊券やイベントチケットなどから選ぶことができます。
土佐ひのきを使った工芸品や鰹のたたきなどの海産物をはじめ、地元のブランド牛や日本酒など、魅力的な品がずらりと揃っています。
高知市の農業、林業、漁業を支える自然の豊かさが垣間見ることのできるラインナップとなっています。
高知市でふるさと納税をするときの手続き方法は?インターネット利用が便利
ふるさと納税や高知市のふるさと納税の内容についてご紹介してきましたが、最後にふるさと納税の手続き方法や仕組みについてご紹介いたしましょう。
すでに述べたとおり、ふるさと納税で自治体への寄付をおこなうと、控除限度額内で2,000円を超える金額について税金の控除を受けることができます。
注意しなければならないのは、ふるさと納税で税金の控除を受けるためには、「確定申告」もしくは「ワンストップ特例制度」適用のための申告が必要ということです。
確定申告をする場合は、寄付する自治体数の制限なく、複数の自治体に寄付することができます。
申請する際には、寄付した翌年の3月15日を期限として年に一度、税務署に確定申告書類と共に寄附金受領証明書を提出します。
この形で申請すると、所得税からの還付と住民税からの控除が受けられます。
「ワンストップ特例制度」を利用する場合は、1年間で寄付できる自治体数は5つまでと定められています。
同一の自治体に複数寄付する場合は、1つの自治体への寄付として換算されます。
申請の際には、寄付した翌年の1月15日必着で、寄付する度に各自治体に申告書および本人確認書類を提出します。
控除を受ける際には、控除される額の全額が住民税から引かれる形となります。
なお、確定申告とワンストップ特例制度の併用はできませんので、注意が必要です。
それでは、ふるさと納税で寄付する際の手続き全体の流れを見てみましょう。
まず、税金控除の上限額は年収や家族構成によって異なりますので、寄付する前に自分が受けられる控除の上限額を調べておきましょう。
ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」には、家族構成や年収などを入力するだけで控除の上限額がわかるシュミレーションが掲載されていますので、こちらを利用すると簡単に調べられます。
次に寄付の使い道などを調べて、寄付したい自治体を決め、寄付を申し込みます。
この際、高知市の場合はインターネットを利用する方法と、郵送やFAXなどで寄付金申込書を提出する方法が選べます。
インターネットを利用する場合は、「ふるさとチョイス」か「楽天ふるさと納税」からの申し込みが可能です。
決済には、クレジットカード、郵便振替、「ふるさとチョイス」のマルチペイメント、」「楽天ふるさと納税」の楽天ペイが利用できます。
郵送やFAXでの寄付金申込書提出を希望する場合は、高知市のウェブサイトから寄付金申出書をダウンロード、またはメールで高知市財産政策課に連絡するか、高知市コールセンターに電話して申出書を取り寄せることになります。
支払い方法には、郵便振替、納付書払いまたは口座振り込みのいずれかを選択できます。
以上の方法で自治体に寄付すると、寄付先の自治体から寄附金受領証明書や返礼品が送付されます。
税金の控除を受けるためには、この後「確定申告」または「ワンストップ特例制度」いずれかの方法を選択し、手続きをすることになります。
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まとめ
高知市のふるさと納税の寄付数は、初回の2008年度は100件足らずでしたが、2019年度では1万件を超える寄付が集まっています。
これほど寄付件数が増加したのは、高知市だけでなく地球全体を視野に入れた環境保護施策と魅力的な返礼品の数々のおかげかもしれません。
高知県民への返礼品の送付がないのは残念ですが、これほど豊富で魅力的な品々の生産を支える高知市の自然を守り、育むための寄付、ぜひ一度ご検討されてはいかがでしょうか。
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